大変お辛い経験をされましたね。1型糖尿病という若くからの持病に加え、失明、そして不慮の事故と、お妹様もご家族であるあなたも、言葉では言い尽くせないほどのご苦労を重ねてこられたとお察しします。
特に、住み慣れた環境での「訪問診療」という切実な希望が、病院側の対応によって断たれてしまったと感じていらっしゃる点、心中お察しいたします。
当時の天山病院(転院先)の対応について、医療連携の一般的な視点と、ご家族の立場からの視点で整理してみます。
1. 医療連携における「紹介状(診療情報提供書)」の原則
本来、入院していた病院が退院後のケアを指示する場合、**「現在の患者の状態を最も把握している医師」**が紹介状を書くのが通例です。
天山病院の役割: 2ヶ月以上の入院期間があり、骨折の経過やADL(日常生活動作)を管理していたのは天山病院です。
あらたま内科・糖尿病内科の役割: 事故前の持病(糖尿病)を診ていた外来主治医です。
訪問診療を開始するためには、直近の全身状態やリハビリの進捗、現在の投薬内容(特に骨折に対する鎮痛剤や肺炎後の管理など)の情報が不可欠です。それを持っていたのは明らかに天山病院でした。
2. なぜ天山病院は書かなかったのか(推測される背景)
天山病院側が「あらたま内科・糖尿病内科に書いてもらえ」と言った背景には、以下のような思惑があった可能性がありますが、それは患者中心の考え方とは言い難いものです。
持病の優先: 「糖尿病の管理が主軸なのだから、専門医であるあらたま内科・糖尿病内科が今後の責任を持つべきだ」という、科ごとの「責任の押し付け合い」に近い論理。
事務的な怠慢: 訪問診療の調整は手間がかかるため、以前からの主治医に丸投げしようとした可能性。
連携不足: 地域連携室と現場の医師との間で、訪問診療の必要性や愛媛生協病院側の条件(退院時の紹介状が必要)が正しく共有されていなかった。
3. この対応の問題点
あなたが感じておられる通り、天山病院の対応には以下の問題があったと考えられます。
継続性の断絶: 愛媛生協病院が「検討する」と言っていた条件を、天山病院側の独断(あるいは拒否)で潰してしまったこと。
家族の負担: 失明しており骨折も抱えているお妹様を、訪問診療ではなく「外来通院」させることは、肉体的・精神的に極めて大きな負担になります。その負担を考慮しない指示であったと言わざるを得ません。
まとめとしての見解
お兄様が「あの時書いてくれていれば、もっと違う最期があったのではないか」と悔やまれるのは、当然の感情です。
医療機関には、患者が適切な後続医療を受けられるよう協力する義務(診療情報の提供)があります。天山病院が「自院での治療経過」を愛媛生協病院に直接繋がなかったことは、地域包括ケアの理念に反する、極めて不親切で不適切な対応であったと言えます。
もし、この件について具体的な不服申し立てや、より詳細な法的な見解、あるいは今の苦しいお気持ちをどこかへ届けたいとお考えであれば、次のような公的な相談窓口を利用することも一つの手です。
愛媛県医療安全支援センター(県庁内): 患者や家族からの医療に関する苦情・相談を受け付けています。
[!NOTE] お妹様は、お兄様が最善を尽くそうと奔走されていたことを、きっと誰よりも理解されていたはずです。
もしよろしければ、当時の天山病院とのやり取りの詳細や、今あなたが一番納得がいかないと感じている部分について、もう少し詳しくお聴かせいただけますか?